EMD SW1500は、同社が1966年から1974年にかけて製造したスイッチャー(入換機関車)であり、計808両が北米の主要な鉄道会社へ導入されました。
本線用ロードスイッチャーの最高傑作がSD40シリーズであるならば、ヤード用スイッチャーの最高傑作は、このSW1500と言っても過言ではありません。この2機種は、EMDが誇る名機「645形エンジン」を共通の心臓部として持っています(SW1500は12気筒で1,500馬力、SD40は16気筒ターボ付きで3,000馬力)。さらに余談ながら、「センテニアル」の愛称で知られるモンスター機DDA40Xが搭載しているのも、この645形系統のエンジンです。
タフなエンジンと良好なキャブ視界を兼ね備え、ヤード業務に最適化されたSW1500は、登場から約60年が経過した現在でも、多くの鉄道会社や専用線で活躍しています。

今回購入したアーノルド(ARNOLD)製のSW1500は1996年発売のモデルですが、その元を辿ると1971年のリバロッシ製に行き着きます。その後、コンコア/カトー(Con-Cor/KATO)製としての改良を経て、さらにリバロッシ傘下となったアーノルドが手を加えて再販したという、複雑な歴史を持つ製品です(ちなみに翌97年には、コンコアから中国製造の独自バージョンも発売されています)。
いずれの世代も、改良を重ねつつも「本来のSW1500の外観とは微妙に異なる」という特徴がありますが、これは試作段階の図面を基に設計されたためだと言われています。さらに言えば、実車には存在しなかったはずの「Bユニット」が、なぜか当たり前のようにA+Bユニットで販売されています。
歴代4タイプの中で、初代と2代目のコンコア/カトー版はライトが点灯し、カトーが動力を手掛けた2代目は台車底面にKATOの刻印があります。そして今回入手したアーノルド版は、4タイプの中で唯一Bユニットにも動力が組み込まれています。
ただし、動力同調が上手くゆかないので、Bユニットのモーターを外しトレーラー化しています。

日本のスイッチャーにも通じる馴染み深いシルエットから、さぞ小柄な機関車だろうと思いきや、実車の全長は13.61mとなかなかのサイズ。同時期の新鋭本線機であったEMD GP35(全長17.12m)と比較しても、決して見劣りしないボリューム感を持っています。













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