EMD GP39-2は、1974年から1984年にかけて製造された4軸の幹線用ディーゼル機関車です。12気筒ターボチャージャー付きの16-645E3エンジンを搭載し、2,300馬力を発揮します。
先代のGP39は、2,000馬力・非ターボのベストセラー機「GP38」の影に隠れ、わずか23両の製造に終わりました。しかし、のちのオイルショックにより「GP38よりパワーは欲しいが、3,000馬力のGP40ほど燃料を消費したくない」という鉄道会社の需要にマッチしたことで、GP39-2は計239両が製造されました。
GP39-2には製造時期によってフェーズ1から3までのバリエーションがあります。フェーズ1がGP38-2とほぼ共通の車体を持っていたのに対し、フェーズ2からは設計変更により、キャブの直後に延長した空間が生まれているのが外観上の大きな特徴です。模型で言うとキャブと排気用グリルの空間にあたります。
今回、当サイトに初めてGPシリーズを掲載するので少し余談を。
GE製機関車の場合は「Bが4軸機、Cが6軸機」を表しますが、EMD製の場合は「GPが4軸機、SDが6軸機」を意味します。GPは「General Purpose(汎用機)」、SDは「Special Duty(特別用途機)」の略称です。
「現在の新造機はすべてSDシリーズなのに、何が特別用途なんだ?」と思われるかもしれませんが、登場当時の主力はあくまで4軸機であり、6軸機は強力な牽引力を必要とする山岳路線や重量貨物列車のための「特殊な機関車」という位置づけだったため、その名残が今も続いています。

今回購入したアサーン(Athearn)製のGP39-2は、SOO LINE(スー・ライン)仕様のフェイズ2です。
アサーンの中でも最高峰ブランドである「ジェネシス(Genesis)」シリーズに位置づけられるモデルで、その繊細なディテールは素晴らしく、特に、納入先の鉄道会社ごとに異なる細部を徹底的に作り分ける、こだわりが凄まじく、アフターパーツリストによると、ノーズ部分だけでも実に33パターンものバリエーションが用意されています。
もちろん、DCCサウンド機能も標準搭載されており、実車さながらのリアルな12気筒ターボエンジン音や、臨場感あふれる灯火類のギミックを堪能できます。
実車におけるSOO LINEのGP39-2は、同社が新車として直接導入したものではありません。1985年に吸収合併したミルウォーキー鉄道(MILW)が新製配置していた車両を引き継いだものです。
今回のモデルの塗装は、のちに完全子会社化された親会社「CP Rail(カナディアン・パシフィック鉄道)」のスタイルに近い、いわゆるSOO LINEの「第5世代」と呼ばれる塗装となっています。

CP譲りの真っ赤なボディーにSOOの文字が美しい。

実車さながらのディテール。

キャブのワイパーや手すりの繊細さなど素晴らしい出来です。
強いて欠点を上げるとすれば、自重が軽いため、牽引力に乏しく客車であれば5~6両が限界でしょう。















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